こんにちは、穂苅智哉と申します。
このコラムでは主に、 Python を使ったネットワークの自動化をしたいというエンジニアの方向けに、Python とネットワークの自動化についての最新情報や Python とネットワークの自動化基礎検定に関する内容を取り上げていきます。
現代のビジネス環境において、サイバーセキュリティは重要な課題です。特に、日本企業はネットワーク自動化を取り入れることで、セキュリティ監視と運用の効率化を図っています。本記事では、日本企業がどのように自動化を進めているか、そしてPython を用いたネットワーク自動化の重要性について解説します。
ちなみにネットワークの自動化は、ネットワークに繋がっている機器やソフトに対して、継続的に、効果を最大化していくために自動化をするというものです。具体的には、死活監視、IP アドレス管理、プロビジョニングなどの自動化があります。
日本企業はセキュリティ監視・運用において自動化を加速させている
日本企業は、セキュリティ脅威の増加に対応するために、ネットワーク運用の自動化を急速に進めています。従来の手動管理では、膨大なデータと複雑なネットワーク構成に対応しきれないため、自動化技術が必要不可欠となっています。特に、以下の3 点が自動化のメリットとして挙げられます。
- セキュリティインシデントへの迅速な対応
- 効果的で効率的な監視
- コストの削減
まずは何か異常があった際のスピード感です。セキュリティインシデントが発生した際、人が関与している部分が多いと、そこでの情報収集ややり取りで時間が過ぎてしまいます。セキュリティインシデント時に大事なのはスピード感ですので、自動化されたシステムが即座に対応し、被害を最小限に抑えるために自動化を行います。
また、監視についても近年ではAI や機械学習を活用した自動化ツールは出てきていますが、人が対応しきれない膨大なデータをリアルタイムで解析し、異常を早期に検出するためにするためにシステムを使って自動化をさせます。
パロアルトネットワークスの「セキュリティオペレーションにおけるAI・自動化活用に関する国内動向レポート – 2024 年版」を見ると、セキュリティ運用・監視の組織を社内に整備している企業の53%がインシデント対応に自動化を活用しているという結果が出ています。
(参考)セキュリティオペレーションにおける AI ・自動化活用に関する国内動向レポート – 2024 年版
Pythonを使ったネットワーク自動化には、「Pythonとネットワークの自動化基礎検定」
Python を使ったネットワークの自動化は日本でも普及が始まり、人材の需要も高まっています。Python自体の利用用途が豊富なことに加え、ネットワーク系のエンジニアでも扱いやすいことが理由の1 つです。
ネットワーク自動化のスキルとして、Python の習得が非常に重要です。Python は、そのシンプルさと強力なライブラリ群によって、ネットワーク管理やセキュリティツールの開発に最適な言語です。
Python を使ったネットワーク自動化のスキルを身につけるためには、体系的な学習と実践が必要です。
そこでおすすめなのが、「Python とネットワークの自動化基礎検定」です。この検定は、Python を用いたネットワーク自動化の基礎から応用までを体系的に学ぶための認定試験です。受験することで、実務に役立つスキルを身につけることができ、キャリアアップにもつながります。
この検定試験は、主に配属前から配属3 年目程度のネットワークエンジニアで、ネットワーク自動化の構築・運用を担当する方が自分の知識を試していただくものになっていますので、基礎部分の理解がしっかりできているかどうかを確認するためにおすすめです。
ご興味のある方は、ぜひこちらのページもご覧ください。
https://network-engineer.jp/pynet_basic
Python とネットワークの自動化基礎検定では、合格体験記を合格者の方に頂いております。これから試験を受験されたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
Python とネットワークの自動化基礎検定合格体験記