知っていますか?海外ではどんどんIPv6への動きが加速してきています。

こんにちは、穂苅智哉と申します。

このコラムでは、IPv6についての最新情報や IPv6検定基礎試験に関する内容を取り上げていきます。

今回は、IPv6を更に推し進めるポイントになる海外の動きについて紹介していきます。IPv6対応は日本国内の動きだけではなく、世界的な動きとして見ていく必要があります。皆さんの中の知識として入れていただければ幸いです。

チェコのIPv6対応決定

まずは、チェコのケースです。チェコ政府は2024年の1月に「国家行政におけるDNSSEC及びIPv6技術の導入の再開」決議を承認しました。これは、IPv4プロトコルによる行政サービスの提供を2032年6月6日で終了させるという内容が入っています。背景としてはIPv4のアドレスの枯渇です。

また、毎年6月30日にIPv6移行の達成状況を産業貿易省のWebサイトで公開することも内容の中に入っています。このチェコの取り組みによって、IPv6への移行が大きく前進するかも知れませんので要チェックです。

AWSもいよいよIPv4アドレスへの課金をスタート

2つ目は、AWS(Amazon Web Services)の話題です。外部へ公開するためのパブリックなIPv4アドレスに対して、課金を開始するというものです。1つあたり1時間で0.005ドルのコストが発生し、2024年2月からスタートしています。AWSによると、EC2やRDSを含むすべてのサービスが対象ということです。

1時間0.005ドルということは、1日で0.12ドル、1ヶ月で3.5ドルのコストとなります。1ドル = 150円で計算をすると、1ヶ月あたり540円のコストがユーザーに乗ってくることになります。

この動きは、大手クラウドベンダーでの共通の動きですでにMicrosoft Azure や GCP(Google)は実施しているものです。AWSの発表を見ると、IPv4のアドレス自体は2011年から発行されていないため、IPv4アドレスは貴重なリソースとなっており、取得のコストも過去5年間で300%上昇しているということで、コストの倹約とIPv6アドレスの導入を加速させるための措置ということです。

参考: New – AWS Public IPv4 Address Charge + Public IP Insights

このような状況から、世界的なサービスであるAWSを始めとした大手のクラウドベンダーでもIPv6を促進するための具体的な動きが始まっています。今後この動きが逆行することは考えられないため、IPv6普及の方向にどんどん進んでいくことになるでしょう。

IPv6の専門知識の取得を評価できる、「IPv6基礎検定」

IPv6の普及が進む中で、IPv6を理解している技術者の高い需要を反映し「IPv6基礎検定」ができました。これは、インフラやIPv6の基礎が理解できているのかを試すための試験で、初級ネットワークエンジニア、ネットワークの運用管理を行う方を主な対象としています。ご自身の能力を確かめる場としてちょうどいいと思いますので、ご活用してみてください。

ご興味のある方は、ぜひこちらのページもご覧ください。

https://network-engineer.jp/ipv6basic

IPv6検定では、合格体験記を合格者の方に頂いております。これから試験を受験されたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

IPv6検定合格体験記

Related post

  1. IPv6の現状と、これからの課題
  2. IPv6 対応とはなにか?そもそも論を理解してみる
  3. IPv6の市場規模は2035年までに20倍!?

最近の記事

PAGE TOP