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こんにちは、穂苅智哉と申します。
2025年、本年もよろしくお願いいたします。
このコラムでは主に、Pythonを使ったネットワークの自動化をしたいというエンジニアの方向けに、Pythonとネットワークの自動化についての最新情報やPythonとネットワークの自動化基礎検定に関する内容を取り上げていきます。
企業のITインフラにおける効率化やセキュリティ強化の重要性は2025年も引続き高いです。企業としては利益を最大化するために、コストを下げて効率化を実施することは当然のことですし、そのための対策を行うことが企業に求められています。
エンジニア不足はずっと続いていますので、企業の ITインフラにおける効率化やセキュリティ強化という視点で見たときにも大規模な対策を打つ必要がある企業も多いのではないでしょうか。
そんな中で、注目を集めているのがネットワーク自動化です。ネットワーク管理や運用の多くの部分を自動化することで、人的ミスの削減やコスト削減が可能になります。
特にPythonを活用したネットワーク自動化は、手軽さと柔軟性から多くの企業に採用されています。
ネットワークエンジニアのこれからにはPythonが必要
企業のITインフラを管理しているのは、ネットワークエンジニアの方々です。従来はネットワークエンジニアはプログラミングをせずにネットワーク関連の知識や経験、サーバ側の知識や経験が重要視されて来ましたが、最近ではプログラミングスキルも求められるようになってきているように思います。
企業ネットワークも仮想化ネットワークを使っている企業が多いため、プログラムでの制御を行う部分があります。また、昨今はプログラミング言語も進化してきていますので、比較的簡単にプログラムを使った制御ができるようになっています。
ネットワークの自動化に一番いい言語はPython
Pythonは言わずもがな人気の言語で、データ分析からWeb開発、そして自動化まであらゆることができます。更に、ネットワーク機器の多くがPythonを使った操作ができるようになっているため、ネットワークエンジニアがPythonを習得しているというのは現代の状況に非常にフィットしているのです。今までは手動や半自動で行ってきたためコストが多く発生していた業務に関しても自動化をすることで解決しますし、障害対応や復旧などについてもある程度対応できるため可能性はとても大きいものです。
ネットワークエンジニアの方、もしくは自社にネットワークエンジニアがいらっしゃる企業の方はプログラミング、Pythonでどのくらい自社が効率化できそうかを想像してみることをおすすめします。
日本企業のネットワーク自動化対策は、Python
Pythonは、学びやすさと多機能さで知られるプログラミング言語で、初心者から上級者まで多くのエンジニアが利用しています。特にネットワーク分野では、Pythonがネットワーク機器やサーバーとやり取りするためのライブラリを数多く提供しており、シンプルかつ効率的な自動化スクリプトを作ることができます。
Pythonの強みは、ネットワーク機器へのアクセス、テストスクリプトの作成、データの収集と解析を一貫して行えることです。また、Pythonはオープンソースであり、コミュニティによって多くのリソースやサンプルコードが共有されているため、学習コストが低く、新たなスクリプトを作成する際のハードルも低くなります。これからネットワーク自動化を行っていく企業や興味のあるエンジニアの方は、Pythonでの可能性を調べてみると良いです。
Pythonを使ったネットワーク自動化のスキルを身につけるためには、体系的な学習と実践が必要です。
そこでおすすめなのが、「Pythonとネットワークの自動化基礎検定」です。この検定は、Pythonを用いたネットワーク自動化の基礎から応用までを体系的に学ぶための認定試験です。受験することで、実務に役立つスキルを身につけることができ、キャリアアップにもつながります。
この検定試験は、主に配属前から配属3年目程度のネットワークエンジニアで、ネットワーク自動化の構築・運用を担当する方が自分の知識を試していただくものになっていますので、基礎部分の理解がしっかりできているかどうかを確認するためにおすすめです。
ご興味のある方は、ぜひこちらのページもご覧ください。
https://network-engineer.jp/pynet_basic
Pythonとネットワークの自動化基礎検定では、合格体験記を合格者の方に頂いております。これから試験を受験されたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。