
このコラムでは主に、Pythonを使ったネットワークの自動化をしたいというエンジニアの方向けに、Pythonとネットワークの自動化についての最新情報やPythonとネットワークの自動化基礎検定に関する内容を取り上げていきます。
ネットワークエンジニアが足りない、今の現場で何が起きているのか?
2025年12月、JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)は、総務省の委託を受けてネットワークエンジニア人材の確保・育成に関する本格的な実態調査を開始しました(※1)。調査の背景には、ネットワーク技術の高度化と同時に深刻化するエンジニア不足があります。
調査が明らかにする人材不足の実態
経済産業省の試算によると、2030年にはIT人材が約79万人不足すると見込まれています(※2)。なかでもネットワークエンジニアは特に需要が高く、求人倍率は2024年から2025年にかけて1.8倍に上昇しています。採用が追いつかない現場では、少数のエンジニアが膨大な作業量を抱えているのが実態です。
人手不足が引き起こす現場リスク
エンジニアが不足すると、まず影響を受けるのが日々のシステム保守運用です。設定変更、ログの確認、障害発生時の切り分けといった作業が滞り、対応の遅延やヒューマンエラーが増加します。特定の担当者だけが手順を把握している「属人化」も加速し、組織全体の運用品質が低下するリスクがでてきます。
(※1)https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2025/20251205-03.html
(※2)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2425Y0U5A221C2000000/
人手不足の現場こそ、Pythonネットワーク自動化が力を発揮する
ここで注目したいのが、Pythonを使ったネットワーク自動化です。
Pythonは、ネットワーク機器への設定投入やログ収集といった作業をスクリプトで自動化できる言語で、近年のネットワーク運用において欠かせない存在になりつつあります。
繰り返し作業を自動化し、エンジニアの手を解放する
たとえば、毎日行うログの収集やレポート作成をPythonで自動化すれば、従来エンジニアが手作業で行っていた時間を大幅に削減できます。機器との通信にはNetmikoというライブラリを使ってSSHで接続し、NAPALM というライブラリを使えばメーカーを問わずに設定情報を一括取得することも可能です。SNMP(機器の状態を監視するプロトコル)やREST API(システム間でデータをやりとりする仕組み)と組み合わせることで、監視や自動通知の仕組みも構築できます。
少人数でも回せる保守運用体制をPythonで作る
人手が少ない現場では、「同じミスを繰り返さない仕組み」を作ることが重要です。
Pythonを使えば、手順書をそのままコードに落とし込み、誰が実行しても同じ結果になる保守運用フローを実現できます。障害発生時のアラートをチャットツールへ自動送信するスクリプトも、数十行で書けてしまいます。少人数でも安定した運用品質を維持するために、Pythonは強力な武器になります。
(※4)https://newscast.jp/smart/news/5536026
ネットワークエンジニアがPythonネットワーク自動化を学ぶ第一歩
Pythonに興味を持ちながら「何から学べばよいか分からない」という方には、「Pythonとネットワークの自動化基礎検定」をおすすめします。NetmikoやNAPALMの使い方、ファイル操作、データ処理まで、実務に直結した知識を体系的に学べる内容になっています。ネットワーク自動化のスキルは、人手不足の今だからこそ大きな差別化につながります。
▶ Pythonとネットワークの自動化基礎検定:https://network-engineer.jp/pynet_basic
Pythonとネットワークの自動化基礎検定では、合格体験記を合格者の方に頂いております。これから試験を受験されたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。






