なぜネットワークの自動化にはPythonが必要なのか

こんにちは、穂苅智哉と申します。

このコラムでは、Pythonとネットワークの自動化についての最新情報やPythonとネットワークの自動化基礎検定に関する内容を取り上げていきます。 

今回は、ネットワークの自動化とは何かと、なぜPythonが必要なのかについてです。

ネットワークの自動化とは?

企業においてネットワークの自動化傾向が進んでいます。ネットワークの自動化というのは、ネットワークに繋がっている機器やソフトに対して、継続的に効果を最大化して行くために自動化をするというものです。具体的には、死活監視、IPアドレス管理、プロビジョニングなどの自動化があります。

ネットワークの自動化を行うことで、人が行うよりも低コストで管理運用ができるようになり、人的ミスなどの効率面にも寄与します。現在、ネットワーク変更の最大95%が手動で行われているため、運用コストがネットワークコストの2〜3倍ほどになってしまっているという状況があります。

今の技術を使うことでこの部分の自動化を実現することができ、企業としても大きなメリットを得ることができるのです。

ネットワーク自動化が求められているのに進みづらい理由

ここまで見ると、すべての企業でネットワークの自動化をやるべきではないかと思いますが、現実的には普及には課題があります。その1つが、技術者が不足しているというものです。ネットワークエンジニアとして、ネットワークについての知識と経験があることが前提になりますが、その上でどのように自動化をしていくのかを習得する必要があるため、エンジニアとしてはハードルが少し上がるのではないかと思います。

つまり、需要は高まってきているのですが、人材が足りないという状況です。

また、自動化を行う際にはPythonが利用されることが増えています。その理由としては、プログラム言語を使って柔軟に自動化を組んでいくために使い勝手がいいからです。Pythonはコードがシンプルにでき、ライブラリも豊富にあります。例えば自動化系、AIや機械学習系など使いたいライブラリを利用することで、普段コードを書かないネットワークエンジニアの方も操りやすい言語と言えます。

そのため、ネットワークの自動化を実施していきたいエンジニアや企業にとっては、Pythonを使った技術を磨いていくことが重要になります。

Pythonを使ったネットワーク自動化には、「 Pythonとネットワークの自動化基礎検定」

Pythonを使ったネットワークの自動化は日本でも普及が始まり、人材の需要も高まっています。そこで、Pythonによるネットワークの自動化を学習する方向けの知識評価のために、「Pythonとネットワークの自動化基礎検定」があります。

主には、配属前から配属3年目程度のネットワークエンジニアで、ネットワーク自動化の構築・運用を担当する方が自分の知識を試していただく試験です。

ご興味のある方は、ぜひこちらのページもご覧ください。

https://network-engineer.jp/pynet_basic

Pythonとネットワークの自動化基礎検定では、合格体験記を合格者の方に頂いております。これから試験を受験されたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

Pythonとネットワークの自動化基礎検定合格体験記

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