ネットワーク関連の検定試験を運営する一般社団法人日本ネットワーク技術者協会(本社所在地:東京都世田谷区、代表理事 吉政忠志、以下、日本ネットワーク技術者協会)は、Pythonとネットワークの自動化基礎検定を2021年8月より実施することを発表しました。当該試験を実施するにあたり、日本ネットワーク技術者協会は寺田学氏をPythonアドバイザーとして迎えます。寺田氏は当該試験問題の出題範囲の策定と試験問題のレビューを行います。
■実施の背景
Python求人のうちネットワーク関連の求人が全体の4割を占めるようになりました。(Indeed Japan 2021年7月集計)これはネットワークの自動化等でPythonが中心的な技術の一つとして利用されていることと人材育成の需要が高いことを示しています。そこで、ネットワークの自動化を学習するエンジニアの方々に正しい知識と文法の理解度をチェックするための「Pythonとネットワークの自動化検定」を実施し、ネットワークの自動化を理解しているエンジニアの育成を推進いたします。
Pythonアドバイザーの寺田学氏は「Pythonを活用したネットワークの自動運用のニーズが高く、人材不足との話が聞こえてきています。これからPythonを活用したネットワークの自動化を学習されるエンジニアの方に実践的なPythonの活用を学ぶ機会を提供するべく、当該試験に対してPython技術面で支援いたします。本試験をきっかけにより多くのネットワークエンジニアの方々がPythonによるネットワークの自動化を学習頂ければ幸いです。」
■「Pythonとネットワークの自動化検定」について
試験グレートは以下の2段階です。
- Pythonとネットワーク自動化基礎検定
- Pythonとネットワーク自動化実務検定
■「Pythonとネットワークの自動化基礎検定」について
試験名:Pythonとネットワーク自動化基礎検定
主な対象者:配属前から配属3年目程度のネットワークエンジニアでネットワーク自動化の構築・運用を担当する方
判定基準:
・出題範囲に記載された基礎的な用語知識を有すること
・出題範囲に関連する基礎的な文法知識を有すること
試験時間:60分
設問数:40問(80問からランダム出題)
合格基準:7割正解
受験料金:1万2千円(外税)
試験会場:全国300か所のCBTソリューションズ試験会場
受験期間:通年
出題範囲:
- Python基礎
- 文字列/ファイル操作
- Pythonのデータ型
- subprocessでコマンド実行
- telnetlibの使い方
- ライブラリ利用方法
- Netmikoライブラリ
- NAPALMライブラリ
- openpyxlライブラリ
※出題比率はベータ試験実施までに公開します。
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■「Pythonとネットワークの自動化実務検定」について
試験名:Pythonとネットワーク自動化実務検定
主な対象者:ネットワークの自動化構築・運用経験者
判定基準:
・ネットワークの自動化に関するPythonプログラミング全般を理解していること
・トラブルシューティング手法を理解していること
試験時間:60分
設問数:40問(80問からランダム出題)
合格基準:7割正解
受験料金:1万2千円(外税)
試験会場:全国300か所のCBTソリューションズ試験会場
受験期間:通年
出題範囲:策定中
実施時期:策定中
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■今後のスケジュール
・2022年春 Pythonとネットワーク自動化基礎検定 ベータ試験実施
・2022年8月 Pythonとネットワーク自動化基礎検定 本番試験実施
■寺田学氏プロフィール
Python Web関係の業務を中心にコンサルティングや構築を(株)CMSコミュニケーションズ代表取締役として手がけている。他には一般社団法人PyCon JP Association 代表理事、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会顧問理事を務めている。
最近はPythonの魅力を伝えるべく、初心者向けや機械学習分野のPython講師を精力的に務めていたり、Pythonをはじめとした技術話題を扱うPodcast「terapyon channel」を配信中。
■日本ネットワーク技術者協会について
ネットワーク製品および各種ネットワーク製品の設定・運用技術習得者に対する検定試験事業を行い、ネットワーク製品および各種ネットワーク製品を通じたITネットワークの社会教育および振興の推進に貢献することを目的として設立しました。
https://network-engineer.jp/
■本件のお問い合わせ先:
一般社団法人日本ネットワーク技術者協会 広報担当 吉政忠志
連絡先:https://network-engineer.jp/contact/